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スキルビザ SC189、SC190、SC491の違い

  • yukamalm6
  • 2023年9月27日
  • 読了時間: 3分

こんにちは。


今回はスキルビザ3種類の違いについてお話しいたします。


SC189 (Skilled Independent)ビザ 技術独立ビザという名前の通り、こちらのビザは州からのノミネーションが要求されません。連邦政府からの直接のインビテーションとなりますので、居住する州によって条件が異なるという事はありません。こちらのビザは永住権となりますので、ビザが下り次第、オーストラリア国内どこでも好きな都市に居住することができます。 EOI提出の条件を満たし、職業リストの中長期リストに載っている職業の方が検討できるビザです。


SC190(Skilled Nomination)ビザ こちらは SC190と同様、永住権となるビザです。SC190との違いは、州からのノミネーションが必要となりますので、居住を検討している州の条件を満たす必要があります。オーストラリア国内からEOIを提出の場合、大抵の州が、自州に既に居住しており、選択する職種で一定期間働いてる、または雇用のオファーがある事を条件として設定しています。オーストラリア国外からEOI提出の場合、海外居住者向けに別途で職業リストを設けている州もありますので確認が必要となります。2年間、ノミネーションを受けたに州に居住する(moral obligation)ことが求められる代わり、2年間のコミットメントのインセンティブとして5ポイント加算されます。EOI提出の際は、各州の職業リストの確認が必要となります。


SC491(地方技術者労働(暫定))ビザ 暫定という名前の通り、こちらのビザは後に永住権を申請できる暫定的なテンポラリービザです。SC190と同様、州からのノミネーションが必要となります。ビザが降りた後は、リージョナルエリアのみでの居住、就労、勉学が認められます。オーストラリア国内からEOI提出の場合は、EOI提出の時点で既にその州のリージョナルエリアに居住していることを求める州がほとんどです。SC491は5年間のビザで、そのうち3年リージョナルエリアで生活することで、永住権の申請が可能となります。 こちらのビザは、3年間その州のリージョナルエリアでの生活にコミットすることへのインセンティブとして、15ポイント加算されます。そのため他のビザよりインビテーションの確率が高くなる可能性があるといえます。また、ビザが降りた後はEOI提出に選択した職種で働くことは求められていません。ですので、SC482やSC494よりも自由度が高い上に永住権につながるビザとなります。


上記で述べた通り、オーストラリア国内からEOIを提出の場合、ほとんどの州が自州に既に居住していることを求めていますので、複数の州へ同時にEOIを提出するという事はできません。


SC491の注意点は、ビザが降りてから3年は他の永住権の申請が不可ということです。ですので、SC491を保持しつつ、SC189やSC190のインビテーションを待つということはできません。


次回は、ポイントの各項目について解説いたします。

 
 
 

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